■…2008年 2月 7日 (木).......タイ&カンボジア旅行にいってきました。
ただいまぁ〜♪ 種子島に帰ってきました!!
ちょっと長いお休みをいただいて、タイとカンボジアへ行って来ました。


辛くておいしいものをたくさん食べて、写真の通り象や蛇たちとふれあってきました♪
神秘的な遺跡群や色とりどりのフルーツ、タイでは小さな島に渡ってシーカヤックも楽しんできました。
旅の様子を少しずつ紹介して行くので楽しみにしていてくださいね♪

No(471)


■…2008年 2月 8日 (金).......バンコクへむけて出発!!
福岡空港を正午前に出発する飛行機に乗るために、種子島を前日に出発。鹿児島で一泊してから空港へ向かいます。久しぶりの海外旅行にワクワク♪
福岡を発ってから飛行機で約5時間。バンコクのスワンナプーム国際空港へ到着! タクシーで向かったのはバックパッカーの聖地とも呼ばれる「カオサン」。 短いストリートには多国籍のバックパッカーが行き交い、色々な国の言葉が飛び交っています。


乾季でベストシーズンのタイは、本当に多くの旅行者で賑わっていました。まずは今夜の宿を決めるべく、安宿らしきゲストハウスを何件か聞いて回りましたが、連続で「満室」と断られてしまいました!3件目のゲストハウスでようやく今夜の寝床が決定♪ 
さっそくバックパックを下ろして身軽になって屋台めぐりへいくぞ〜っ!!

通りにはおみやげ物屋さんや屋台、カットフルーツの移動販売、髪結いさん、いろ〜〜んな人が商売していて、オープンカフェではみんなビールを飲んで盛り上がっています。
わたしたちがまず入ったのは「チョーク」というお粥の屋台。 米の粒がなくなるまで煮込んだお粥に、生卵やミンチなどが入っています。しょうがやねぎをトッピングして食べます。 おいし〜〜!! 1杯25バーツ。 (現在1バーツ=3.4円くらいです。)


お腹も満足したので、タイのビールを飲みながら賑やかなタイの町を散策。時々屋台でつまみを買いながら。。。 おいしそうなシーフードは氷の上にディスプレイ。 そそりますねー。 


旅の滑り出しはいたって順調。 さて、2日目は朝7時前には宿を出発。 今日はカンボジアへ移動です! 今回の旅の目的のひとつ、「アンコールワット」を観るためです。 移動の手段はバス。 バスの前にあるカマキリのような緑色のものはミラーです。 バスのボディーも派手なペイント! こんなバスがいっぱい走っています。(笑)


冷房つきの快適なバスの旅ですが、国境のタイ側の町、アランヤプラテートへは6時間かけて到着。 ここでランチ休憩です。 カンボジアはビザが必要なためランチの間にビザの申請をします。 スムーズにビザを発行してもらうため、同じバスの人たちの分をまとめて代行発行してもらいます。
ビザの申請に1000バーツ、写真、代行手数料100バーツを支払ってランチタイムです。
ブーゲンビリアも色とりどりでほんとうに綺麗。 ランチを食べて、ビールを飲みながら待つこと1時間。 いよいよカンボジアの国境を目指します!


しばらく行くとバスが停まり、カンボジアのビザが貼り付けられたパスポートが戻ってきました。 バスを降りて歩いて国境を越えます。
タイの出国手続きを終えて外へでると、アンコールワットの形を模したゲートが見えてきました。 あのゲートの向こうがカンボジア!!


続きはまたあした〜

No(472)


■…2008年 2月 9日 (土).......タイからカンボジアへ!
無事カンボジアへの入国審査を終え、国境のカンボジア側の町、ポイペトへ到着!! ここからアンコールワットへの拠点となる町、シェムリアップへ向かうバスに乗り継ぎます。私たちを待っていたのはトヨタのバンでした。思ったよりも乗り心地がよく、クーラーも効いています。バンに乗り込んだのが夕方の4時。ここからまた約4時間の移動のはじまりです・・・。


タイからカンボジアへ! 走り出したバンの中でドライバーは「バンピングロード!! ハッハッハ〜!」と笑います。 そうなんです、あのアンコールワットを模した立派なゲートをくぐり抜けた瞬間にそこはカンボジア。 それを体で感じることができる舗装のないデコボコ道!!
土埃が舞う悪路をちょっとびっくりのハイスピードで車は走って行きます。 道路沿いの家の屋根、木々の葉っぱ、バナナの木、すべてが赤っぽい土埃に覆われていました。 隣国でありながら、国境を越えるだけで全く違う風景になることにビックリ。

ものすごいデコボコ道で車は跳ねまくります。でも1日がかりの移動の疲れからか意外と車内の全員が寝ていました。
夜8時前、シェムリアップのホテルに到着!さすがに疲れたしお腹もすいた〜!!
早速バンコクからの道中を共にした仲間たちと一緒に屋台へ。
どんなものが出てくるのか分からず、ナントカ・サワースープとスパイシーチキン・ナントカ、みたいなのを注文しました。お味は・・・、まぁまぁでした。(苦)


カンボジア2日目、今日は朝からベンメリア遺跡へ行きます。 ガイドのモニさんがホテルまで迎えにきてくれました。 今日の移動はベンツのバン。 シェムリアップの街中は意外とみんな綺麗な高級車に乗っています。 でも、それより何よりバイクの数がすごい!! そして2人乗り、3人乗りは当たり前。 4人以上で1台のバイクに乗る人たちもたくさんいます。


ベンメリア遺跡はシェムリアップから東へ約60km。郊外の森の中にひっそりと眠る巨大寺院の遺跡です。 車で走ること1時間半。 いよいよベンメリア遺跡が目の前に見えてきました。


ベンメリア遺跡は、遺跡自体の損傷が激しく、崩壊が進み荒廃したその姿は何とも言い難い雰囲気を漂わせています。接着剤を一切使わずに石を積み上げ、細かい彫刻が施されたこの寺院は、盗掘や戦争による破壊で、元の姿に復元するどころか、元の形がどのようなものであったのかすら分からないそうです。 もったいないなぁ・・・・。


お昼過ぎにシェムリアップに戻ってきたわたしたちは、またまたお腹をすかせていたので、おいしいものを求めて町を歩き始めました。
道端でよく見かけたのは、板の上にシジミ(だと思う)を並べているもの。香辛料の入ったソースを混ぜ込んでいるものもあります。土埃のすごい道路わきにまんべんなく広げられたシジミ。興味はありましたがちょっと手を出す勇気はありませんでした。


昨晩の屋台はちょっと失敗だったので、ランチは大衆食堂のようなレストランへ入ってみました。 1〜2ドルのお手ごろ価格で結構おいしい食事にありつけましたよ♪ カンボジアの通貨単位はリエルですが、USドルも一般に流通しています。1ドル=4,000リエルなので、リエルで買い物をするとペットボトルの水が1,000〜2,000リエル、とゼロの数がとても多い! 最初はちょっと混乱しました。 USドルで買い物をすると、小額のものはリエルでお釣が戻ってきます。面白いでしょ。ちなみにリエルは紙幣のみで硬貨はありません。

町をあるいていて目を引くのは、てんこ盛りフルーツがきれいに並べられた市場です。こういうところでは1kgとか0.5kg単位で量り売りしてくれます。そんなにたくさんいらないよ〜!という時は、「これは!」というのを選んで「おいしいの?」と聞いてみましょう。その場で切って試食させてくれたりしますよ。みんなで何種類か買って分けるのが1番です。 今回はランブータンとマンゴー、みかん、バナナを買いました♪ んま〜っ!


外の気温は30度以上。 4月、5月には45度になるそうです。朝から歩き回って疲れたので、ホテルに帰って一休み。夕方からはトンレサップ湖という場所へ行く予定。 トンレサップ湖では水上生活をしている人たちがいます。
長くなったので今日はこの辺で・・・。

No(473)


■…2008年 2月10日 (日).......トンレサップ湖
シェムリアップの市内から、車で約30分の場所にトンレサップ湖はあります。トンレサップ湖は東南アジア最大の面積を誇る大きな大きな湖で、雨季と乾季でその大きさはこれまた大きく変動します。
今は乾季で、湖の水量がかなり減り、水質もかなり濁った状態です。3月〜5月の暑季には気温が40度を超える暑い日が続き、6月から10月くらいまで続く雨季には、毎日のようにスコールが降り、トンレサップ湖の面積は乾季に比べ4倍の大きさになるそうです。 多くの魚やエビなどが獲れるこの場所には、それで生計を立てているたくさんの人が集まり、水上生活をしています。

世界遺産にも登録されている今は、多くの観光客がここを訪れます。岸に並べられたちょっと大きめのエンジン付きの船は、すべて観光客船なんだそうです。
私たちもその”観光客船”に乗り込みました。 お客さんを乗せた船が動き出すと、小さ手漕ぎ舟がスーッと寄ってきます。 少年二人が乗った舟の上にはかごに入れられたジュースがあって、「ワンダーラー」と声をかけてきます。ジュースを売っているんですね。いらないよ。と手を振ると、さっさとあきらめて他の船へと近寄って行きます。少年たちのパドリングの腕前はたいしたもので、5歳くらいの小さな子も、たった一人で水の上を自由自在。


雨季と乾季で湖の水位も大きく変動するため、建物のほとんどは湖に浮かべられた状態で造られています。洪水も年に数回はあるため、簡易なつくりの家などは、洪水のたびに建て替えているそうですが、この水上の生活の村には何でもあるんですよ! 学校、病院、バスケットコート。。。全て水上に建設されています。


岸を離れ、マングローブの林を進み、さらに湖の奥へと進んで行くと水平線が広がりはじめました。海のような広い湖。湖の奥地にも別の集落があるんです。
船がエンジンを停めると、ここでも小さな手漕ぎ舟が一斉に寄ってきます。
ジュースやバナナ、いろんな物を持って、やっぱり「ワンダーラー」です。
この女の子は、大きなニシキヘビを首に巻いて見せて「ワンダーラー」。販売単価は全てUS1ドル。ダメだよ、と最後まで首を振ると、最後は悪態をついて船を離れる子もいます。みんな本当にたくましい!


ガイドのモニさんが、この辺りに住んでいるのはみんな不法滞在のベトナム人なんだと教えてくれました。 陸に上がることができないので、水辺での生活をしているそうです。 国境を流れるメコン川を遡り、この地へやってきています。この女の子はカメを持って「ワンダーラー」。


カンボジアの国旗がはためくこの場所は、ベトナム難民の暮らす水上の村でした。 漁業による収入もありますが、観光客からの外貨も今は重要な収入源となっているんだと思います。 最後にバナナをワンダーラーで買おうと1ドル札を見せると、それはそれはすごい争奪戦。バナナを持った子供たちが一気に集まって来ました。


リアルな生活感と、観光客向けの商売とが入り混じったこの場所は、本当に印象的で、不思議な場所でした。
「何か買ってよ〜!」、「何かちょうだいよ〜!」と集まってきた子供たちに、バックに入れていたペットボトルの水をいつの間にか抜き取られていたのもこの場所でした。 盗られたことに気づいたのは、帰りの車の中。。。


タイかカンボジアで伝統舞踊が見たいと思っていたので、夜はカンボジアの伝統舞踊「アブサラダンス」のショーが見られるビュッフェディナーに行きました。 料理もカンボジア料理、タイ料理、西洋料理、ベトナム料理など数え切れないほどの種類が並んでいて、おいしかったです。


朝はベンメリアの遺跡めぐり、昼は町ぶら、夕方は水上ヴィレッジ、夜は伝統舞踊と盛りだくさんの一日でした。 でも、やっぱり一番印象深いのはトンレサップ湖の子供たちだなぁ。

No(474)


■…2008年 2月11日 (月).......アンコールワット!!
カンボジア3日目。ホテルの隣にある屋台にいつものように朝食のサンドイッチを買いに行きます。カンボジアはバケットをよく見かけます。ここでも毎朝バケットを仕入れ、サンドイッチにする前にもう一度オーブンでカリッと焼いてくれます。パリッとしたバケットと、パテを塗ってソーセージを挟んだだけのシンプルサンドイッチですが、これがなかなかおいしくて、毎朝の定番になりました。おまけで付いてくるきゅうりのピクルスも絶品でした♪


今日はいよいよアンコールワット周辺の遺跡めぐりです。
アンコールワットの遺跡群って東京23区の面積に相当する一帯に渡って広がっているって知ってました?とにかく広い!とても1日では周りきれる広さではありませんが、いいとこどりで満喫して行きますよ〜!

まずは「アンコール・トム」へ。巨大な観音菩薩の顔が東西南北の4方向に彫り付けられているのがバイヨンです。この四面仏が彫られた塔は境内にいくつもあり、とても複雑な構造の寺院遺跡です。 遺跡の中央を取り囲む回廊の壁には、庶民の生活や戦いの様子などを描いたレリーフに目を奪われます。


ちょっと離れた場所から全体を見回すと、すごい!!! 日本も仏教国ですが、こんなにも違う文化が残されるんですね。 
今もなお、遺跡の修復作業があちこちで進められていて、日本の援助によるものも数多くみかけました。


ちょっと場所を移動して、今度は「タ・プローム」。 巨大な樹木が遺跡を呑み込むように覆う姿が神秘的なタ・プローム。 そのほとんどは、ガジュマルの根っこの侵食により自然破壊され、それと同時に張り出した根っこが崩れ落ちそうな壁を支えているという、まさに自然と共存しながら残されている遺跡です。


アンコール・トム、タ・プロームの遺跡に圧倒された午前中。 他にも見所は満載でここでは書ききれないくらいです。
午後からはついにきました! カンボジアが誇る世界遺産、「アンコールワット」へ行きますよ。 と、その前に腹ごしらえ。ジャカーン!ココナッツの中に入ったココナッツカレー♪ 大変美味でした。 レストランの目の前にはアンコールワットが! 贅沢なシチュエーションですよね。


いざっ! アンコールワットへ!!


アンコールワットを正面に見据えてまっすぐにのびる参道だけでも540m。 広大な敷地内に建造された建物も、壁に描かれたレリーフも、全てが圧巻で、このすごさは写真ではとても伝えられないし、言葉でも表現するのは難しすぎます・・・。 是非、みなさん行ってみて下さい。。。
 

本当にほんとうにほんっとうにすばらしかったのですが、ただひとつ。。。 どこに行ってもあまりにも人が多すぎて・・・。 あっちを見ても、こっちを見ても、人、ひと、ヒト。 「ジャングルにひっそりと佇むアンコールワット」を見るのは、観光シーズン真っ只中ではちょっと無理だったようです。 久しぶりにこんなに人の多い観光地に来てしまった・・・、というのも正直な感想です。 でも、アンコールワットは今回の旅のメインの目的でもあったので、見ることができてよかったです。人ごみだけが残念でしたが、わたしたちもその人ごみのひとり。。。仕方ないですね。

夕方にはアンコールワット周辺の遺跡郡を見渡せる、プノン・バケンの丘に登りました。 遺跡群が夕焼けに染まる景色はきれいでしたよ〜。 シェムリアップ空港から飛び立つ飛行機が、夕日の中を飛んで行く姿も印象的でした。


今回はかなりの駆け足で回ったので、計り知れないアンコールワットの魅力の極一部を垣間見ただけかもしれません。 それでも、古の人々が残したものは、強烈なインパクトでした。 またいつの日か、ゆっくりじっくりこの地を訪れてみたいです。

No(475)


■…2008年 2月12日 (火).......カンボジアからタイへ
朝7時。 カンボジアからタイへ戻ります。 今日も1日バス移動だ〜!
アスファルト舗装があるのは、シェムリアップの街中まで。 あとはずーーーーっと土埃の舞う凸凹バンピングロードです。


今回カンボジア国境までの移動で利用したバスがこちら。 一見普通のバスです。 確かに普通の路線バス仕様かも。 普通の路線バスって荷物入れとかないですよね。 でも、バスを利用するのはほとんどが大きなバックパックを背負った旅行者たち。 そんなわけで、ほとんどのザックはバスの一番後ろに押し込められ、入りきらないザックはバスの通路へ並べられます。 国境までの所要時間は7時間。 途中2回の休憩時、バスの出入りは右の写真のような状態に。踏みつけられたザックは埃まみれの泥まみれ。。。 エアコンは付いてないし、土埃で前が見得ないほどの道を走るため、窓も開けることができません。もちろんリクライニングなんてあるわけないし。でも、このくらいのほうが旅に面白みが出てくるかな。 快適すぎるのは性に合わない。(笑)


延々と続く道の途中には所々集落があり、時々ちょっとマーケットのような場所がでてきます。 思った以上に賑わっているのがまた不思議。
右の写真、道路端でよく見かけた埃まみれのジュース。しかも炎天下に並べられています。 実はこれ、ガソリンなんです。 ははーん、納得。


午後2時、無事国境の町ポイペトに到着しました。 国境を超える外国人旅行者には、物乞いの子供たちが集まってきます。 ここでもやっぱり「ワンダーラー」です。 赤ちゃんを抱っこしてすがるような目でお金をねだる子、大きなパラソルを持って日傘をさしてあげるからお金ちょうだいよ!という子。 国境周辺にはマーケットも集中しているので、荷物を運んで商売の手伝いをしている子、いろんな子がいました。


カンボジアで最後の買い物。おいしそうなフライドチキンを売ってたので購入。白い蒸しパンみたいなのを一緒にすすめられたからついでに購入。買ってから良く見ると、蒸しパンではなくて白飯のおにぎりでした!モチモチしてておいしかったです♪


国境を越えてアランヤプラテートからバンコクのカオサン通りまでのバスは、エアコン、リクライニング、トイレまでついたデラックスバス。 舗装された道路、家のつくり、全てが経済力の違いを物語っています。
バスに揺られること4時間。 夜の7時にカオサン通りに戻ってきました。 疲れたしお腹も減った! 教えてもらってた人気のゲストハウスは今日も満室。 どこでもいいから早いとこ宿を決めてごはんにしたい!! 2件目に入ったゲストハウスは2人で240バーツ。 いいじゃんここでー! シャワーを浴びて町へ繰り出しました。タイのドナルドは「ナームー」。さすが仏教国。


今夜はタイ料理を満喫しようとレストランへ。 定番中の定番のグリーンカレーとトムヤムを頼みました。 グリーンカレーは大きなぷりっぷりのえびがごろごろ入ってるし、シーフード祭りのトム・ヤム・タレーもおいしかったです♪ でも、唐辛子にはご用心! 激辛の唐辛子が丸ごとはいってたりしますから!


今回の旅でバンコクは移動の拠点。 翌朝は列車に乗ってアユタヤの町へ!

No(476)


■…2008年 2月13日 (水).......アユタヤで象とのふれあい
バンコクのフアランポーン駅から列車に揺られること約2時間。 アユタヤ王朝で有名な遺跡の町、アユタヤに到着。 この2時間の列車の運賃、なんと20バーツ。だいたい60円くらいです。 安い!!! ガイドブックをみると以前はもう少し安かったようですが。
アユタヤは四方を川に囲まれた、いわば島のような小さな町です。 この小さな町に寺院遺跡が数多く点在しています。 島内の遺跡めぐりなら、自転車でも回れるほどの小さな島。 町のあちこちにはレンタサイクルが置いてありました。
目星をつけていたゲストハウスに昼前にはチェックインできた私たちは、アユタヤの町をくまなく散策しようとレンタバイクを1台ゲット。 ランチも屋台で適当に済ませてさっそく遺跡めぐりへ。ヘルメットをかぶっていない人も数多く見かけましたが、ノーヘルは一応違反で、警察に停められたら一人1000バーツの罰金を取られるそうなので、安全のためにもメットは着用です。実際捕まってる人も見ました。


ビルマ軍の侵略により陥落したアユタヤ。建物や仏像はビルマ軍の手によって見るも無残に破壊。 頭だけ落とされてしまった仏像が並ぶ姿は当時のまま時を止めたようでした。 菩提樹の根が仏像の頭部を包み込むような形で残る仏像は、アユタヤにきたら是非参詣したいと思っていた仏像。ワット・マハータートにありました。


途中、地元の人たちや修学旅行らしき子供たちがたくさん集まっていたマーケットをのぞいたり、全長が28mもある涅槃仏を見に行きました。


タイに来たからにはどうしても会いたかったのが象!! たずねたのは、ちょっと郊外にある象の訓練所のような場所。 象がたくさんいるし、小象もいるよ!と聞いて来てみたら、、、、いました〜〜〜〜♪♪♪
母象の足元で熟睡する小象たち。ちょーーーーーーーかわいい!! 小象の写真を撮ろうとすると、母象が「あいさつしなさい!」とでも言うように、足と鼻で小象を起きるように促します。 しばらくすると、むっくりと小象が起き上がりました♪


ここで出会ったのがナムワム親子。 ナムワムは本当にやさしい母象で、小象の方はまだ1歳。 はじめは恥ずかしがって母象の足元に隠れていましたが、そのうちじゃれてくるようになってきました。
ピンクの象は・・・、なんでピンク色にしてるのかは分かりませんでしたが、他にも緑色の象もいました。なんでなんだろう???


やんちゃ盛りの一回り大きいちび象は、私たちにに向かって突進してきます♪ かーわーいーいーーーー!!! 小さくてもやっぱり力は強い! 家でお留守番してるメカブを思い出しました。
右の写真は、ナムワムの子供がおっぱいを飲むところ。カメラ目線です。(笑)


ここでは象とのふれあいを思う存分楽しめました。象と触れ合いたい方はお勧めスポットですよ。 一応施設の人もいますが、ほとんど干渉されません。しかも無料です。おじちゃんが一人話しかけてくれてナムワムの名前を教えてくれたのですが、英語が通じないため細かい情報を得ることができませんでした。。でもこのおじちゃん、「ぞーうさん ぞーうさん おーはながながいのね♪」を日本語で完璧に最後まで歌い上げてくれましたよ。それから「オッパッピー」とも言ってました。(笑)おいちゃんの写真を撮らなかったのが心残り。 

早めの夕食を済ませ、夕焼けに染まる郊外の遺跡をみにバイクを走らせると、アユタヤの町を囲む川を泳ぐ『ワニ』を発見!! 人に噛み付いたりすることはないと地元の人は言ってましたが、ワニ!! すごいです。
きれいなサンセットを楽しんだ帰り道、アユタヤの遺跡群はライトアップされるものもあるので、昼間とは違う表情の遺跡も満喫しました。


夜、夕食が早かったせいか、なんだか小腹がすいてきたので、町をふらふら。
いい匂いと香ばしい香りに引かれて覗いた屋台ではオムレツを作っていました。しゃきしゃきモヤシとソースがかかったオムレツが、熱々に焼かれた鉄板で出てきました。 これで25バーツ。 おいしかったです♪ オムレツを食べたらもっとお腹がすいてきたので(?)隣のラーメン屋さんでラーメンを♪



楽しい&おいしいアユタヤでの一日でした。

No(477)


■…2008年 2月14日 (木).......象三昧☆アユタヤにて
アユタヤ2日目。 ちょっと郊外までバイクで走って、「ワット・プー・カオ・トーン」を見に行きました。 高さ80mの白い塔は、他の寺院とは違う風貌。 この塔には登ることもできて、塔の上からはなんとなくアユタヤの町を一望する事ができます。


寺院では馬や水牛、牛、シャモなどが飼われていました。 右の写真は牛です。愛嬌のある個性的な顔♪


ワット・プー・カオ・トーンからまっすぐに伸びた道の先に、何とも私たちの興味をそそるものがありました。
大小さまざまな大きさのシャモの置物が整然と並べられた一角。 ガイドブックにも載っていない、説明書きも何もなかったので、どういったものかは分かりませんが、とにかくシャモ尽くし。 手のひらサイズの小さなシャモから、人の2倍はある超巨大シャモたちが立ち並ぶ姿は圧巻!


昔からタイでは闘鶏が盛んで、この場所の壁画にも闘鶏の様子が描かれていました。 地元の人がシャモの置物を持って銅像の前に参拝しているのを見かけたので、何か鶏にまつわる風習があるようです。


これでアユタヤ散策もおしまい。川岸にあるレストランでランチ。 アユタヤは手長えびの養殖も盛んということなので、手長えびとカシューナッツのココナッツカレーを注文。ココナッツの容器に入れられたカレーはおいしかったです。えびも大きい!! そしてもうひとつは「いのししのスパイシーチリソース」。見た目も辛そうですが、まじでめちゃくちゃ辛い!!! 汗をかきながらなんとか食べましたが、メニューに「スパイシー」と書かれているものには注意が必要ということが分かりました。 レベルが違う!!


タイではトゥクトゥクという乗り物があちこちを走っています。小型の3輪バイクの後ろにお客さんを乗せれるようになっています。通常は前に運転手が一人ですが、ここ、アユタヤのトゥクトゥクはちょっと変則。前に2人乗ることができるようになっています。
午後からはそんなトゥクトゥクに乗って、郊外にあるとある場所へ向かいました。途中、信号の手前でトゥクトゥクがエンスト。燃料切れでした。(笑)老夫婦が一緒にやっているようで、ふたりは座席下からガソリンを取り出しその場で給油。 ガソリンがなくなっちゃた!と、はにかむ二人はとても仲よさそうで、心がほんわかしました♪


着いたのは、ちょっと町外れにある象さんのいるところ。ベタですが、タイではどうしても象に乗ってみたかった!!! ので、ここへやってきました。 入場料を払って中へ入ると、目の前にトラが!!! ええっ!と思っていると、「カメラ、カメラ、50バーツ。」 写真撮るなら50バーツということらしい。でも、せっかくの記念なのでとってもらいました。 こんな大きなトラを触ったのは初めて! トラ、綺麗でした。


約1時間の象のり体験。 のっしのっしと歩く象の背中の上は、ゆっさゆっさと揺れます。 象の背中を触りながら、水の中を歩いたり、遺跡の中をゆっくりと進みます。 椅子ではなく、直接象にまたがってみたかったけど、昨日のナムワムたちとの触れ合いで大満足していたので、象に乗って歩き回れた事で満足でした。 最後に芋(これも別料金で、ひとかご20バーツ)をあげると、鼻で上手に食べていました。


帰りはトゥクトゥクでアユタヤ駅まで送ってももらい、アユタヤを後にしました。象三昧ができたアユタヤ、楽しかった! タイでの滞在も残り少なくなってきました。最後はタイで海を満喫〜♪

No(478)


■…2008年 2月15日 (金).......サメット島へ♪
アユタヤからバンコクに戻って1泊してから、翌日にはまた移動! 今回の旅行では海にも行きたいと思っていたので、水着とシュノーケルを持参。 最後はゆっくりのんびり島にでも行って海を満喫しようと、サメット島を目指しました。
サメット島と、それよりもさらに先にあるチャーン島へ向かうバスの中で事件発生! 斜め前に座っていた親子が、財布がなくなったと大騒ぎ! ロシア人のお母さんはパニックになってしまって大変! 英語も片言のためなかなか意思疎通ができずに大騒動。5000バーツとUS2000ドルが入っていと言っていたので日本円なら20万円以上! 上の棚に置いて眠ってしまったらしいけど・・・。
このバスは安全そうだったから、もしかしたら別の場所で盗られてしまったのかもしれないけど、どこで何があるか分からないから、大事なものは肌身離さず!が基本ですね。


今回のバスはとても親切で、この親子のために警察署に寄って色々交渉してくれたようだけど、言葉の壁もあってかなり難航していたようです。旅先で現金がなくなった場合はほぼ100%戻ってくることはありません。1,2時間くらいすったもんだをしてから、再びバスは走り始めました。

途中でサメット島を目指す人はバスを降ろされ、バン・ペーという港町までは乗り合いトラックに乗り換えです。
ロシア人親子ともここでお別れ。どうなったかなぁ。
港までは20分くらい。 トラックの荷台で生温い風を受けながら辺りを見ていると、パイナップル満載のトラック発見! 積み込み方がうまい!! ほんとに満載だ〜!!


バン・ペーの港からは船でサメット島を目指します。ビーチでのんびり海を楽しもうと思っていたのに、サメットを目の前にしてポツポツと雨が・・・・。


サメットは種子島よりもはるかにはるかに小さい島。 レンタバイクを借りて、とりあえず宿探し。 雨でぬかるんだ道はタイヤがスリップしまくります。 その上道に迷って(迷うほど道もないんだけど。。)結局最初の港の近くまで戻ってビーチの側にあるバンガローを借りました。
日が暮れると、ビーチは昼間以上に賑やかになり、砂浜にテーブルが並べられてバーベキューをメインにしたレストランが大盛況。 もちろんバーベキューとビールを堪能!


翌日は屋根を打つ激しい雨の音で目が覚めました。サメットでは2泊するつもりだったので、この際のんびり寝坊を決め込んで、今までの旅の疲れを取ることにしました。 しばらくして外に出てみると、太陽も顔を出し始めたところ。さっそくシュノーケルを持ってバイクで出かけました。島の先端までバイクで20分くらい。小さい島ですね〜! 島の先端にはシュノーケルポイントの看板が!


海の中はこんな感じ。餌付けされているようで、泳いでいると魚のほうが寄ってきます。水温も丁度いいくらい。


気持ちよかったけど、シャコガイもたくさんいて、珊瑚もあったけど・・・・・、種子島のほうが断然綺麗!! 沖縄や、ダイビングで有名な海外の海にも全く引けをとらない種子島の海は、種子島の誇りです。

海で泳いで大満足。 今度は砂浜のきれいなビーチに戻ってきました。日差しも強くなっていい感じ♪
真っ白できれいな砂を裸足で踏みしめながらランチ。足元には数匹の犬。
タイではどこに行っても犬だらけ。 どの町でも野良犬なのか、飼い犬なのか、とにかく放し飼いの犬だらけ。 日中は暑いので、砂浜やパラソルの陰でみんなぐったり昼寝をしています。これが夕方になると元気になってビーチを駆け回ります。


いよいよ旅も終わりが近づき、もう帰ることを考えないといけなくなってきました。 最後はのんびりするぞー!

No(479)


■…2008年 2月16日 (土).......旅の終わり
タイの海で、シーカヤックできたらしたいなーと思っていたら、ビーチでシーカヤックのレンタルがありました。 ビーチサイドの指定されたエリア内でしか遊んじゃダメって言われたので、ちょっと沖まで漕いであとは波乗りをして遊びました。 サメット島へ来るバスで一緒に乗り合わせた男の子たちも一緒に♪


サメット島最後の夜。そして明日からは日本へ帰る移動の始まり。 最後の晩餐はレゲエバーと海辺でのBBQ。 サメット島ではの〜〜んびりできました。


翌朝、サメット島にきて一番のお天気かも! 帰りの船は昼だったので、午前中いっぱいはビーチでのんびりしたり、バイクで島を走ったり。 大満足♪


チェックアウトをしたら、長旅の始まりです。 サメット島からバンコクのカオサン通りまで戻って、深夜の飛行機で日本に帰ります。 さようなら〜タイの海。


バンコクへの帰り道は至って順調。 夕方にはカオサンに帰り着きました。
カオサンではお土産の買い物と、タイ料理をおもいっきり楽しもうと思っていました。
どーしても食べたいと思っていた「カーオ・マン・カイ」の屋台を発見! 鳥のスープで炊いたごはんと蒸し鶏のセット。スープが付いて25バーツだったかな。


最後はお土産を買って歩きました。カラフルな電飾が大流行してるみたいで、電飾ボールみたいなのがいっぱいありました。とってもかわいかったので、お土産にもかって帰ったけど、日本では電圧が低すぎて電気が申し訳程度にしか光ってくれませんでした。ちょっと残念。でも見た目がかわいいので、光らなくても飾りにしてください・・・。


食いしん坊旅行の最後は、これまたどーしても食べたかった「プー・パッポン・カリー」。結構いいサイズのワタリガニを殻ごとぶつ切りにして、卵と一緒にカレーソースで炒めたもの。 これとタイのシンハビールを堪能して、空港へと向かうことにしました。


タクシーに乗る前に空港までの料金を交渉。空港まではだいたい300バーツくらい。それプラス高速道路の運賃を負担するので、だいたい350バーツくらいが妥当な料金だそうです。いくら?と聞くと、ドライバーは「400バーツ」。私たちはもう帰るだけだし、そんなにふっかけても来なかったので、値切ることなくOK。歩き回ってもう疲れてたしね。
走り出したピンクのタクシーは、ちょっと笑っちゃうほどの荒業でぶっ飛ばします!! 最初にタイに着いてカオサンに向かったタクシーは、高速を使って50分くらいかかったのに、この運ちゃんは高速も使わずに30分で空港に到着!最初のタクシーがメーター稼ぎでのろかったのかも知れないけど、30分の間、他の車を追い越しっぱなしのドライブは迫力がありました。運転中、終始無愛想だった運ちゃんが、最後はニッコリ「コプクンカッ」。こちらこそ生きて空港に送り届けてくれてどうもありがとー。

深夜1時にスワナンプーム国際空港を離陸。福岡には朝の8時に到着。福岡から鹿児島まで高速バスで移動。鹿児島南埠頭から種子島に帰り着いたのが夕方4時半。ようやく家にたどり着きました。

10日間の旅。突然思い立って、ほぼ無計画に行った旅の割には、やりたいと思った事は全てできたような気がします。
今回は記録日記のつもりで書いたので、かなりダラダラ日記となってしまいましたが、最後まで読んでくれた皆様、どうもありがとございます。
それから、今回種子島を空けてる間にむじょか王国の王様代理をしてくれたりゅー君、どうもありがとでした。

No(480)


■…2008年 2月17日 (日).......南の洞窟をシーカヤックで♪
2月15日に打ち上げが予定されていたロケット「きずな」が、打ち上げ延期になってしまいました。ロケット打上げを見るために、多くの方が種子島へ来られていたことと思います。ともみちゃんとひとみちゃんも、そんな打上げを見るために種子島を訪れたふたり。 せっかくだから、種子島ではシーカヤックを、そして屋久島にも足を伸ばそうと遊びにきてくれました。打上げが見られなかったのはとても残念だけど、その分おもいっきり遊ぼうね!!


この時期は強い風がほぼ毎日のように吹き荒れる種子島。今日も風が強い!! シーカヤックにとって風は強敵! でも漕いだら暑くなってきたぞ〜!


南種子の洞窟は、私たちもちょっと久しぶり。 洞窟の中から種子島の最南端、門倉岬が見えます。そして種子島の島の向こうには屋久島の島影がくっきり浮かび上がっていました。


午前中は軽めのウォーミングアップ。 川をさかのぼってマングローブを見に行こう! 種子島のマングローブはメヒルギという種類。 ちょうど種がつきはじめていましたよ。


今日のランチは洞窟の中で♪ なんかいい感じだし、風も避けられます。 今日は炭火を焚いて、サーモンのホイル焼きでーす。 飯ごうで炊いたごはんと体がぽかぽかあったまるように、野菜たっぷり豚汁もつくっちゃいました♪


ちょうどいいタイミングで全てできあがり、火を囲んでランチタイム! この季節はやっぱり焚き火がうれしいね♪


お腹もいっぱい。さ〜、午後からが本番だよ♪ さっそくアニマルロック、象の水のみ岩が見えてきました。 近づいてみると、その大きさに圧倒されます。


洞窟の中の神秘的な色に感激。 なんであんなに綺麗な色に輝くのかが不思議です。


今日は雲が時々流れてきて、雲の切れ間から差し込む太陽の光がキラキラしてとても幻想的でした。


ちょっと風は強かったけど、とても元気な二人だったので、がんばって光の洞窟までやってきました♪ カヤックサーフィンでひっくり返ってすでにびしょ濡れ。 一回濡れちゃったら「アレ?意外と平気かも」。 せっかくだから海に入ってあそんじゃおー!


この時期は風が強かったり、海も荒れやすい季節。 その日の天候と海洋状況にあわせてツアーをすることになります。状況によってはツアーができなかったり、短い時間のツアーに変更をお願いすることもあるのですが、二人の日頃の行いがいいんだね♪丸一日おもいっきり遊ぶことができました。


最後は温泉にゆっくりつかって体を芯から温めてマッサージ。 楽しい一日をどうもありがとう♪
翌日からは屋久島。 今度は山の神秘をおもいっきり満喫してね。

No(481)


■…2008年 2月19日 (火).......ベビーチョコが降って来る!
久々のむじょか王国通信です。
12月生まれのひよこ達、みんな元気にすくすく成長中。生まれたばかりのときは見分けがつかなかった黄色のひよこの2羽は、茶色の毛が生えてきて、表情も性格も違います。黒っぽいのが「グラ」、茶が強いのが「ビー」です。


おかあさんたちはすっかり子離れし、また卵を産み始めました。ひよこたちが甘えて近寄るとお母さんからつっつかれます。 それを繰り返すうちに、ひよこたちもすっかり母離れ。 時々けんかしながらも、兄弟仲よく遊んでいます。

ニワトリたちを外で遊ばせていたら、メカブがジャーっとしたおしっこめがけて1羽のメスが駆け寄りました。
水入れにジョウロで新鮮な水を入れてやると、すぐに集まって飲みにくるので、きっとそれと間違えたのか・・・。 メカブも「何か用?」って顔してます。


メカブはおしっこの後には必ずといっていいほどウンチもします。
おしっこを飲もうとしてよってきたこのメスは、もれなく頭からメカブのウンチもくらっていました。(笑) ベビーチョコを大きくしたようなコロコロうんこだから汚れたりはしないけどね。

No(482)


■…2008年 2月20日 (水).......ヤクタネゴヨウ
「ヤクタネゴヨウ」って知ってますか?
種子島と屋久島のみに自生する固有の五葉松で、幹の太さが2メートル以上、樹の高さは30m以上にもなる常緑高木です。
種子島には丸木舟(まるきぶね)といって、一本の木を削って舟を造る技術があります。その材料となっていたのが五葉松です。
過剰な伐採や松くい虫の被害などにより、ヤクタネゴヨウの数は激減し、今ではレッドデータブックにおいて「絶滅危惧種IB類(近い将来絶滅の危険性が高い種)」とされ、島や国を挙げての保護活動が進められています。

先日、保護林のモニタリング調査に同行する機会があったので、植物の先生と一緒に山へ行ってきました。 気候も丁度良く、久々の山歩きは本当に気持ちがよかったです。 それに今回は植物の先生も一緒なので、図鑑や本をみるだけではなかなかわかりずらい植物の名前や特徴なども教えていただきました♪


ヤクタネゴヨウを探して森の中を歩き回ります。 この木もヤクタネゴヨウ。 でも、上を見上げると葉っぱがなく、枝も短く折れてしまっています。 松くい虫により枯れてしまったゴヨウマツです。 そんな木の幹は中がスカスカ。 幹をたたくと軽い音がして、木の中が空洞になってしまっています。。。


最初に入った山では、2,3本しか見つけることができなかったヤクタネゴヨウ。 場所を移動して別の山では、ある程度群生している場所を発見!
このヤクタネゴヨウは空をバックにその綺麗な姿をみせてくれました。


そして、山の尾根から見渡すと、下のほうにゴヨウマツらしき巨木を発見!! 道なき道をかきわけ探し出したその巨木は、樹高も30mはあろうかという立派なもの。 幹の太さもとても抱きついて手が届く太さではありません!!


日も暮れ始め薄暗くなった中、ようやくたどり着いて出会えたのがこの巨木。 原生林に近いこの山に生えているヤクタネゴヨウは、完璧な天然木。 本当に数が少なくなってしまったヤクタネゴヨウなだけに、この木はとても貴重です。 ここに来る事ができてよかった!!

ヤクタネゴヨウを使って造った丸木舟が、種子島の中種子町「歴史民族資料館」に展示されています。 一本の木をくり貫いて作る丸木舟の技術を持つ人は、もう1人しかいません。 そして、丸木舟を作れるほど大きなヤクタネゴヨウもまた、ほとんど残っていません。 自然の保護と、種子島の伝統。 そのどちらも大切に大切に守っていきたいです。 わたしたちもまだまだ勉強不足で分からないことがたくさんあります。 ヤクタネゴヨウをとても間近に、そして身近に感じる事ができた今日の体験を無駄にせず、自分たちにできる事を探してみたい思います。

No(483)


■…2008年 2月21日 (木).......ぽかぽか陽気の中でシーカヤック♪
2月20日に昨日は、熊本のおばあちゃんの99歳のお誕生日!! 来年はなんと100歳!!! そんなおめでたい日にオーシャンガイズのツアーに参加してくれたのは、AさんとSさん。 とても元気な男性お二人です。
「思ったよりも種子島って寒いね。」と言う声が比較的多く聞かれるこの時期の種子島ですが、ここ2日間はものすご〜〜〜くいいお天気。 というのも、風があまりなかったんです。 北よりの風が吹くため、体感温度がぐぐーっと下がっちゃうんですね。

今日は風もなく太陽の日差しが暖かいし、海のコンディションも抜群です。 さっそく海へいきましょ〜〜♪


青く澄んだ空に種子島の風景が溶け込んでいます。 海から見る種子島の風景は「ここが本当に日本?」という気にさせられます。 
Sさん、Aさんは息もぴったりのパドリング。 余裕のピースサインと笑顔がターボウの指の間から見えます。(笑)


さぁ、今度は海食洞窟のスネークトンネルへ行きますよ。 暗い洞窟の中は水面が静かに揺れています。


洞窟くぐりも大成功! 透明度がいいので、よ〜くみると洞窟の中を泳ぐ魚が見えました。


すっかりカヤックコントロールができるようになって、狭い岩場もスイスイです。 時にはシーカヤックの上に寝転んでの〜んびりするのも気持ちいい♪


プライベートビーチに上陸してブレイクタイム。 上陸ついでにあちこち探検してまわりましょう。
向かったのは幻の「貞子トンネル」。その名の由来は・・・、出口ではあなたが「貞子」に!!!(笑)


最後はカヤックサーフィンもしました。 何本かはいい波に乗れましたね♪ そして、ひっくり返ったりもしましたね。(笑) 一度ひっくり返ってみると、「アレ?こんなもの?」って感じ。 水につかっちゃえば水掛合戦の始まりです!


最後の最後まで思いっきり遊び、最後の最後は自分から海へ飛び込んで泳いじゃいました。(笑) 大満足の1日でしたね。


Aさん、Sさん、今日はどうもありがとうございました。 またお会いできるのを楽しみにしていま〜〜す。

No(484)


■…2008年 2月22日 (金).......ゾウリエビ♪
先日お隣のおじちゃんから「ゾウリエビ」をいただきました。
ゾウリエビ、かわいいというか、ちょっと不思議な顔をしてると思いませんか?


ゾウリエビはイセエビの仲間で、種子島ではイセエビなどと一緒に鮮魚コーナーにならんでいるのを見かけます。
いただいたこのゾウリエビは生きたまま。 ちょっと平べったい体を折り曲げて飛び跳ねていました。

この新鮮なゾウリエビ、さっそくボイルして食べたら、おいしかったです!! 翌日はゾウリエビの殻を入れて味噌汁に♪ あっという間に完食。 ゾウリエビさん、謝謝!!

No(485)


■…2008年 2月23日 (土).......超高速インターネット衛星「きずな」打上げ成功!
種子島といえば「ロケット」を思い浮かべる人は多いはず! 今日は先日から延期になっていたH2Aロケット14号機「きずな」の打上げ予定日でした。
ここ最近で一番くらいの強風が吹いていて、打上げも心配されていましたが、とりあえず西之表市内の高台にある展望所へ行ってきました。

パラグライダーの離陸場所にもなっているこの場所は、風が思いっきり当たるため、体が持っていかれるほどの強い風。 一緒に連れて行ったメカブも、ちょっとよろけていましたよ。(笑)
せっかく山にやってきたので、この前植物の先生に教えていただいた植物たちの名前と特徴のおさらいをしてると、別の場所にロケットを見に行った友達から電話が! 「30分延期になったよ〜!」。しばらくするとまた電話が。。「さらに1時間延期になったみたい〜」。


地元の人たちも結構見学に来てたのですが、1時間の延期と聞いてほとんどの人たちが帰ってしまいました。
予定時刻の16:20から遅れること1時間半、17:55にオレンジの炎と共にロケットが空へと飛んで行くのが見えました。 成功のようです!!


もっと近くで打上げをみていた友達の画像がコチラ。


風速が16m/s以下、というのが打上げ条件の中に入っていて、友達の最初の電話の時点では風速25m/s。 これは無理なんじゃ? と思っていたけど、「夕方には風が随分おさまるらしいよ!」というJAXAの予報通り、打上げ時には風速12m/sにまで落ち着いたそうです。 前回のロケット「かぐや」の時も、悪天候の合間をぬって絶妙なタイミングで打上げたのを思い出しました。すごい情報力ですよね!

ロケットの詳細が知りたい方は、JAXAの公式ホームページをご覧ください。(こちら


No(486)


■…2008年 2月24日 (日).......ムギ母さんはがんばります。
むじょか王国の重鎮であり、ウコッケイとシャモの合いの子の「ムギ」がまた卵を温め始めました。


通常ニワトリは卵を産みはじめて巣箱に卵が一定量たまると、卵を温め始めます。 うちの場合はほとんどの卵が有精卵なので、温めればヒヨコが孵り、どんどん増え続けてしまいます。 なので、産んでくれた新鮮卵はありがたく頂戴して我が家の食卓へと並びます。 今は1日に2〜3個くらいは産んでくれています。


ところがムギは、母性本能がとても強いらしく、巣箱に卵がない状態でもある程度自分が卵を産むと、巣箱の中でじっとして、温め体勢に入っちゃうんです。ヒヨコが孵るまでの2〜3週間、母鶏はほとんど食べ物を口にしません。
卵もないのに温め体勢に入ってしまったムギ、ちょっとかわいそうなので、有精卵を4個ほどお腹の下に戻してあげました。 さ〜、またまたムギの子育ての始まりです。がんばれっ!ムギ!!

No(487)


■…2008年 2月25日 (月).......種子島の海で今日も遊びました☆
今日オーシャンガイズに遊びに来てくれたのは、現在種子島在住のお姉さん夫婦を尋ねて東京から姉妹で遊びに来てくれたえっちゃん&ひろちゃん。そしてもちろんお姉さんご夫妻のしんちゃん&のぶちゃん♪ 陸上でのレクチャーを終え、さっそく海へ〜〜〜っ!!


明日シーカヤックを予定してましたが、天気予報が雨だったので、急遽ツアー日を今日に変更。 海に出る前までは曇りだったのに、太陽がでてきましたよ♪


潮が一番引いた時間帯。普段は海の中に沈んでいる岩場が顔をだして、浅瀬が陸地になってます。 こんなときは、タイドプールが出現。あちこちに小さな潮溜まりができて、珊瑚やイソギンチャク、小魚などを観察することができます。透明度も抜群です!


しばらく漕ぎ進むと、洞窟がみえてきました。スネークトンネルだ♪ 今日も洞窟の中は静かで、水面で反射する光が洞窟の高い天井を揺らしていました。


シーカヤックにもすっかり慣れてきましたね。 写真だけでこの海の透明度を伝えるのはむずかしいけど、わかるかなぁ?


プライベートビーチに上陸!! 普段車では来ることのできない場所。 休憩がてら散策しましょう♪


今日はお天気も味方してくれて、とても楽しむことができました。 わたしたちも楽しかったです!! また一緒に遊びましょう。


しんちゃん、のぶちゃん、えっちゃん、ひろちゃん、今日はどうもありがとう♪

No(488)


■…2008年 2月26日 (火).......むじょか王国通信♪
今日の種子島は昼過ぎから風が強くなりはじめ雨も降ってます。
メカブとニワトリ達には朝にたくさんの餌をあげていたので今は小屋でゆっくり反芻しています♪
むじょか王国のカメ達は家の中でのーんびりしていますよ〜♪左の写真は陸亀のリクコ。只今、入浴中で気持ちよさそーです♪
右の写真は石亀のダチュラ。冬でも食欲旺盛で大きなイリコを口と両手をうまく使いモリモリ食べていま〜す。


この風も明後日にはだいぶ落ち着く予報が出ております。
ぽかぽか陽気で一緒にシーカヤックで遊びましょ〜〜う♪

No(489)


■…2008年 2月29日 (金).......春よ、こい。
今日で2月もおしまい!早いものですね。種子島では菜の花畑が黄色の花でいっぱい。桜も時々見かけるようになりました。春ですよ〜♪

それに今日は4年に1度の2月29日。今年は閏年ですもんね。
今日が誕生日のSちゃん、おめでとう♪♪ 2月29日生まれのみなさん、おめでとう!!

それにしても、暦を考えた人はすごいですよね。1日24時間、そして365日で1年。その微調整を4年に1度1日をプラスして、9回に一度はプラスしない、とかなんとかあるんですよね、確か。 それできっちり日本には四季が巡ってきて、時が廻っていく。 すごいよなー。
というわけで、明日からは3月。 着々と春になりつつありますね。皆さんの所にも春は届いてますか〜?

No(490)